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座頭市兇状旅のseapony3000のレビュー・感想・評価

座頭市兇状旅(1963年製作の映画)
5.0
お相撲大会に飛び入りのイっつぁん、優勝して貰った樽のお神酒と枝付きの枝豆、宿屋着いて握り飯頬張るイっつぁん。今作はさらにお顔もツルッとしててかわいー勝新が堪能できる。ゲスト的な名和宏の国定忠治もお似合い。ヒロインは高田美和だけど、殺してしまった男の母・村瀬幸子が良い。こんな村瀬おっかさんなかなかみらんない。林の中での血生臭い一夜の場面もいいし、クライマックスは高田美和親子の生家だった廃墟での立て篭もりシーンが素晴らしい。またまた再会のおたねさんこと万里昌代は結婚したはずが、お相手はミフネのそっくりさんすぎる北城寿太郎さん。声もミフネそっくりでやりすぎ。ラストは皆に見送られて、祭囃子に合わせてお茶目を装い去るイチにまた胸がグッと締めつけられる。

仕込み杖の取手の部分にも刃渡り10センチの小刀が✍️
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