ピンクフロイドの interstellar overdrive から始まる、当時の風俗SWINGIN’ LONDONを捉えた非常に貴重なドキュメンタリー映画

1.大英帝国の崩壊
2.ドリーガール
3.プロテスト(権力との戦い)
4.ポップ&ロック・ミュージックの世界
5.映画スターは語る
6.ペインティング・ポップ
7.U.S.A.イン・ロンドン

　ヴァネッサ・レッドグレーヴやマイケル・ケインといった誰もが知ってる俳優たちさえその当事者であり、イギリスの変化を明らかに身に沁みて感じていた。特にロンドンはパリよりもエキサイティングで何かが起こりそうな街だったそうだ。
アメリカのヒッピーカルチャーと並行的にイギリスでは人々は自由と変貌を望んでいた。ミック・ジャガーは人々がモラルや価値観を求めたことは社会が裕福になったからだと言う。そして物事は全て機械が行い、人々は映画や読書から離れ出すと言い、では何をするのか?という質問には、「何か分からない。でもいい事だろう。」とまさに予言的な想像が、生活に余裕のある社会に変わったイギリスから発せられる。60sのポップサイケなイラストを描いてるアラン・オールドリッジは最近知った人だが、彼の若い頃の姿とサイケファッションと工房は初めて見た。あとデイヴィッド・ホックニーてまだ生きてるんだ。

　個人的にスウィンギングロンドンは今の私を形成する大切な要素で、日常でも大学でも当時のファッションを意識して着飾っている(つもり)し、音楽だって66~69年頃のサイケデリックシーンをこよなく愛している。
ありがたいことに、21世紀の日本においても当時のカルチャーをリスペクトしたブティックや音楽イベントが、多くは無いものの非常に深く根付いている。

　ディスクをファイル化していただいた、某表象文化論研究家によりますと、監督のピーター・ホワイトヘッドの遺作となったTerrorism Considered as One of the Fine Artsは、何やらゴダールの目にも止まったらしく、タイトルだけ『イメージの本』にちょっとだけ出てくるそうです。

happy to be a part of the industry of human happiness

【使用楽曲】
Pink Floyd “Interstellar Overdrive”
The Marquis Of Kensington “The Changing Of The Guard”
Twice As Much “Night Time Girl”
Chris Farlowe “Out Of Time”
Eric Burdon “When I Was Young”
Vashti Bunyan “Winter Is Blue”
The Rolling Stones “Have You Seen Your Mother, Baby, Standing in the Shadow?”
The Rolling Stones “Lady Jane”
Chris Farlowe “Paint It Black”
The Small Faces “Here Comes The Nice”

記録。BOX 東中野で『THE PINK FLOYD』と2本鑑賞。
SWINGING LONDON66-67

大学時代に京都みなみ会館で観たの思い出した