おみ

ダンサー イン Parisのおみのレビュー・感想・評価

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)
4.7
とりあえず自分のタイプの映像を撮る監督すぎて、、熱い感想あげてなかったので。

最初の1秒から最後の1秒まで画面がお洒落!!!
そうくるか!という角度での映像。
映画中1度も飽きない。
お洒落な映画は観客が置いてけぼりにされる事が普通になってきているけど(つまりそれでもこちらは文句ないけど)違う!むしろ観客にしか与えられてない情報もあって、わざとこちらが優位に立てる瞬間も作ってくれてる。
台詞が優しい。染みる。
つまりは監督の掌で転がされてるわけですが👏

めちゃくちゃ笑ったと思ったら、いつの間にか泣いてた。自然と。

真正面から向き合って、ダンスをしている側・見ている側、、みたいなシーンが沢山あるからかもしれないけど、そして誰の嫉妬も感じられず、全員が自分の立場を受け入れてるからかもしれないけど、この作品からは、すごく「平等」を感じた。
よく監督によって違う次元の人物をバラバラと出して、物語に奥行きをつける人もいるんだけど、なんだか本作は、みんなが平行にずっと向き合えているような感覚で、誰と誰のシーンも居心地が良かった。
言うこと言うし、やることやるんだよ。断る事は断るし。

「かわいいだって?バカにしてんのか!」
の彼女最高、泣き虫男も、シェフも、、、お父さんも、、オーナーも、、、てか全員最高!!
スピンオフで3姉妹の話とか見たい!

ラストシーンが、晴れやかな映画が最近減ってきてると思いませんか?

向かいのアパート同士バルコニーで電話するシーンとか最高!!画面がとにかく最高。エンドロールもバチくそカッコいいし。
そして、、、お父さんの「愛してる」きこえたよね?(観た人はわかる)
おみ

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