パケ猫パケたん

ダンサー イン Parisのパケ猫パケたんのレビュー・感想・評価

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)
3.6

『ダンサー イン Paris』 (2022)
🇫🇷フランス 🇧🇪ベルギー 118分


●概要

主人公エリーズは、バレリーナである
本番の舞台裏で、恋人の浮気現場を目撃してしまい、その動揺からか、舞台で重度のケガをしてしまう
エリーゼは、ブルターニュ地方で静養をして、そこで、コンテンポラリー・ダンスと出会い、再生していく

エリーゼを、パリ・オペラ座のダンサー、マリオン・バルボーが演じており、
また、コンテンポラリー・ダンスの場面も、それぞれの登場人物が舞っている


●レビュー

冒頭のバレエのシーンの数々は、圧巻
濃厚であり、赤や青の照明も冴え渡る
バレリーナたちは、常にストレッチをしており、用意周到である
バレエがいかに、完成された芸術かを
思い知らせてくれる

まぁ、最近、「男目線」の映画がどうのこうのと、言われているので、オイラの趣味が映画鑑賞じゃなかったら、バレエ鑑賞が趣味に成っていたと思う、オイラではある😻⬅️流石、視覚の天才やねw

さて、映画の感想

舞踏としては三種類が登場

・バレエ
・ブレイキン(パリ五輪🇫🇷🗼良かった)
・コンテンポラリーダンス

・バレエ圧巻
・一流バレリーナ(男)の肉体なら、ブレ
 イキンも軽くこなせる
・コンテンポラリー、この映画では、イ 
 マイチ
        って感じた

本来、コンテンポラリー・ダンスは、
地を這う感じの抽象的な踊りであり、
今まで映画の中でも、

ルカ・グァダニーノ監督の
『サスペリア』(2018)に於ける
純コンテンポラリー・ダンスに鳥肌したし、(土着的でもある)

ラース・フォン・トリアー監督の
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)
のコンテンポラリー・ダンスの逸脱に、
戦慄を感じ、

また、
ボブ・フォッシー監督の
『オール・ザット・ジャズ』(1979)の
エロティックなコンテンポラリーな、転調にインサイトを抉られた

身体(み)😻としては、
この映画のコンテンポラリー・ダンスは
凡庸だろうと感じる

マリオン・バルボーたん👱‍♀️✨の
踊りも、バレエ的な動きがどうしても、
基調と成っているので、コンテンポラリーとは合わない
全てを捨てる覚悟じゃないと、この新しい踊りは出来ない感じかな

彼女は後に、バレエの世界に戻っていくので、そこまでは要求出来なかったみたいでさぁ

再生の物語の演出は、これまた、在り来たり過ぎて、陳腐、木に竹を継ぐ感じだった、
そして、ボブ・フォッシー監督のような、編集の切れ味もないし、
ベテラン監督なのに、非常に残念😿

一番の見所は、重度の捻挫の治った、
マリオン・バルボーたんの脚の美しさ、
腱を伸ばし、踵を反り返したときの
バレリーナの脚の美しさ😻のシーンに
尽きるなぁ
神は凄いよなぁって戦慄する

そして、オイラ😻は、(エロい)視覚の
天才ニャのであるよ(^o^)✌️

ラストシーンの駅前の広場に於ける、全方位的な360度の演出は良かったです🐱

おフランス🇫🇷では、美人の女の子👱‍♀️✨に男が「可愛い」って褒めていたら、バカにしていると怒られていて、困った時代だなぁ🐱w 別にいいじゃん、マジw


●スタッフ

監督・脚本
セドリック・クラピッシェ

脚本
サンティアゴ・アミゴレーナ

撮影
アレクシ・カビルシーヌ

音楽
ホフェシッュ・シェクター
(本人役として、出演・ダンスも)

【オリジナル脚本作品】


DVD鑑賞
2024ー80ー64


●シネマ世界旅行

監督がフランス出身、ロケもフランスなので、フランス映画としました

15🇮🇹イタリア『墓泥棒と失われた女神』➡️【16🇫🇷フランス『ダンサー イン Paris』(2022)】➡️17🇵🇰パキスタン 『ジョイランド わたしの願い』(2022)