トライベッカ映画祭にて。
ある清掃員の一夜の暴走をワンカット(風)リアルタイムで描く。クラムスリラー、というかクライムドラマ、リベンジドラマ。
※見終わって知ったが、3つの長回しを1つに繋げて疑似ワンカットにしたらしい。
太ってるだけでいじめられる女の子が思わぬ事態に陥るホラー「Piggy」のローラ・ガランがここでも主演。
自分に向けられる目や扱いに嫌気が差したアデラの復讐の暴走。
道路清掃員のアデラが夜勤を終えて清掃トラックを運転しながら次々とムカつくやつに「やり返して」いく。
ヴィジランテに似てるがちょっと違う、今までうっ積した思いを晴らしてやるという感じ。
ラジオの司会者に向かいこれからアデルが何をするのか宣言するような形になるが、行き当たりばったりで町の悪者やイヤなヤツらに向かってく。無計画？無差別？と思うが終盤まで見るとやはりしたたかに計算された個人的な目的を果たしていたことがわかる。
お話としてはまあまあだったが、ワンカット風リアルタイムにしたことにより、事が起きないときはひたすらアデラの運転シーンor歩くシーンで繋いで引き伸ばしてるように見えてしまい、ちょっと飽きてくるのが残念。
侮辱・恥辱・悲しみを晴らす暴走の一夜。
