人間とは無いものねだりをする生き物で、皆それぞれに愛に飢えている
従順な少女が大人になり自立して自由を求めて旅立つまでを描き、原作プリシラ・プレスリー本人が製作総指揮も務めているため完全にプリシラに寄り添う形の作品。
14歳とまだまだ未熟な年齢で大スタープレスリーと出会い結婚するも、側からは人も羨む世界だが現実は思い描いたような幸せに満ちた生活ではなく、、彼の意のままの操り人形または鳥籠の中の小鳥状態。
ケイリー・スパーニーはキュートで、14歳から20代を違和感なく演じ表情も細やか。
プレスリー役のジェイコブ・エロルディは本作では添え物なのですが、プレスリー味あって良き。
時代を醸し出す映像と音楽は◎で全体的に「プリシラ可哀想」以上のものがなく小粒な印象で雰囲気オシャレ映画。
普遍的な感情以前に住む世界が違いすぎて共感しにくいのもあるが、実在人物ご存命かつ本人も作品に関与だと本人美化されやすいし余程のことがない限り映画の題材にするのは難しいかも。
