日本公開よりも前に見ていた人たちが「エンディングどうした？」とざわついてたので、制作途中で元々低予算な上に更に費用がショートしたということを知り、鑑賞前にその事前情報があったので「なるほどな〜」となったけど、ラスト以外はとても良かったのでは。
相変わらず主演の女の子は可愛いし、ファッションも音楽も最高。そして何よりソフィア・コッポラの作品で一貫しているテーマ、少女がアイデンティティを自覚していく様子、囚われた世界での憂鬱さが見事に表現されていた。
それにしても、世界的なスーパースターが突然一般人のお嬢さんを恋人にして結婚って、お互いに相当な理解がないとハードな生き方にしかならないと思う。売れに売れまくってるエルヴィス・プレスリーの家にまだ学生のガールフレンドが住んでるって、どんな世界線なの。伝説的なアーティストの仰天恋愛エピソードばかりで普通に面白かった。
