はる

ノーベンバー フランス警察最悪の5日間のはるのレビュー・感想・評価

3.5
パリ同時多発テロ勃発からサン=ドニ急襲作戦までの5日間、テロ対策チームの戦いを描いたサスペンスアクション

この同時多発テロの被害者を描いた『僕は君たちを憎まないことにした』がまだ記憶に新しかったので興味を持ちました。

2015年11月13日
パリのサッカースタジアムやコンサート会場などで同時多発テロが起こり、130人が殺され、300人以上が負傷
テロ対策準局には次々に情報が入り、あっという間に目まぐるしい展開に。
詳細を知らない私には何がどうなっているか全くわからなかったけど、捜査員は全員収集されすぐにチームを編成、それぞれの任務を明確にするスピード感は凄いなと感じました。
(身内に犠牲者がいたり、精神的に耐えられないものは帰るように言われる)

首謀者の1人でISILの戦闘員アバウドは以前このテロ対策チームが取り逃がしてしまった人物でした。
このアバウドを追った5日間でしたが、防犯カメラ映像によるリレー捜査、オレンジ色の派手なスニーカー、しかも事件から5日後って、北九州のマックの事件となんか似てる。
あの犯人が確保された夜の放送だったからびっくりしました。

主演はジャン・デュジャルダン。カンヌやアカデミーで男優賞を受賞した経歴を持つ有名な俳優さんだそうですが、私はあまり良く知らない。
それよりも、義務感から公的な手順を無視して彼に厳重注意を受けた女性捜査員、イネスを主役に置いたほうが印象に残る作品になったんじゃないかな、ってあのエンデイングを見て感じました。
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