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6月0日 アイヒマンが処刑された日のgogoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『アイヒマンを追え!』の後日談!
焼却炉を創る人、アイヒマンを警護する人、ゲットーでの過去を抱えた人、それぞれの視点を飛び越えて移入し、全ての感情を混乱や違和感なく理解させるストーリーと取り方がよい。
また、最年少で活躍した少年を最後突き放すのだけなんかおかしいやん、とおもったけど、あとから考えると、
焼却炉がうまく動いたことを喜び、死刑執行の歴史的重みをまだ理解できてなかった少年の無学さを危惧して突き放したのかなぁと。あまりに不器用なシーンだけど、工場長の粗忽なキャラにあっていた。
ただ、あの時達成感と共に誉めてほしかったろうに、誰も褒め称えてくれなかったことが、長く少年を傷つけてしまったのかな。学びを深められなかったのか。ラストショットは、成長できなかった子供のまま。
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