Aoi

月のAoiのネタバレレビュー・内容・結末

(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

20人超を殺めたさとくんは、心があるかどうかを聞いて、返答がなければこの世に要らないモノと見なしていた。その基準や扱いはさておき、自分と同じ健常者かそれとは違う障害者なのかを線引きするのは自分も同じ考えだと共感出来た。障害者もみな等しく人間だという意見はあるけど、動物的な部分で勝手に区別してしまって、頭で理解していても自分の身体がその意見を受け付けない。
お互いのためにも区別をして、差別はしない世の中にしていこうねというのが最近の風潮で、それが良い落としどころなのではと思う。

障害者のことって認識はして分かった気になっているつもりでも、実は臭いものには蓋をして考えないようにしてる。そういう部分が自分にあるのは分かっているけど、それを本当に理解するためには自分が当事者にならない出来ないんだろうなと思う。この映画でさえも、当事者の人たちからしてみれば浅いのかも。

平日の朝から激重でした。あと磯村勇斗ってこういう重い映画が本当に似合う。
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