きくひめ

月のきくひめのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
4.2
あの相模原の知的障害者施設殺人事件をモチーフにした作品。重いわー
あの事件が起きたときは衝撃的だった…でも、違う解釈だけど分からなくでもないと当時思った。この作品がどれだけ事実に基づいてるか分かりませんが…
あんな人里離れたところにある施設。もうその地点で隔離状態。まず入所してる人のところに会いにくるのも来づらい。
入所してる人は、ただでさえ隔離されてるのに、更に監禁状態。そうしなきゃ限られたスタッフでは1人1人のケアが難しかったんだろうな。意思疎通ができない人、自分の身の回りのこともできない人、様々な人を付ききっきりで面倒看るには入所者の人だけスタッフも必要になるしね。
そして、毎日そんな入所者を看てると、"人間"の定義考えるのも分かるような気もする。何を考え、何を欲して、何を望んでいたのか。また、洋子の子供は重い疾患があり3歳で言葉も発することなく亡くなっている。それを考えると、何故生まれてきたのか?とか、神様がいるなら何故こんな不平等なんだろ⁇って考えちゃう。
多分、さとくんは入所者と真摯に向き合おうとしての結果、極端な考え方になっちゃったのかな?ちょっと極端すぎるけど😥
さとくん演じた磯村勇斗がなかなかの好演でした。
宮沢りえとオダギリジョーが夫婦役で共演してるけど、"湯を沸かすほど熱い愛"もだよね💦なんか関係性が一緒だ💦宮沢りえが役作りなのか、メッチャ疲れた感じ…。

🇯🇵20250219@47
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