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マルセル・マルソー 沈黙のアートのokimeeのレビュー・感想・評価

3.6
ほぼ満席。そしてろうあ者も多かった。
牧原依里さん(映画作家/日本ろう芸術協会代表理事)のトーク付きだった。

父親をアウシュヴィッツで亡くしており、ユダヤ系の苗字を改姓し、自身も危険をおかしながら従兄弟と一緒に、ユダヤ人の子どもたちを500人、列車でスイスへ越境させる。

パントマイムは聴覚だけでなく、性別も年齢も言語も人間や動物も超えて、風や神など目に見えないものも伝えられる。

108歳になるいとこのおじいちゃんのベッドが可愛すぎる!
パントマイムはもっと見たかった。少し長くて少し寝てしまった。。

----以下、トークより----
・パントマイムとマイムは違う。パントマイムはものを形を表現、マイムは人の感情など様子をそのまま表現する。
・手話に通じるところがある。「亀」かと思ったが字幕では「魚」になっていた。
・監督はコーダ。(パントマイムで出ていた彼が父親)
・手話を禁止し読唇術を推奨している時期があった。監督の父親はその時代。
・手話とマイムは違う。手話は言語だが、マイムは自由にとらえられるし、表現も自由。ろう者はどうしても手話で表現してしまう。ジェスチャーは健聴者の方が得意かも。
・チャップリンて、裏にはろう者がいた。(グランドゥイルレイモンド)
その方がチャップリンのサポートをしていて色んなアイデアを出していた。
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