男はくらいよ監督さそり

プロフェッショナルの男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

プロフェッショナル(1966年製作の映画)
4.5
色んな意味でパーフェクト!誘拐された妻を取り戻せと富豪から一人1万ドルで馬のプロ、ダイナマイトのプロ、作戦のプロ、弓矢のプロが集められる。七人の侍の影響だと思うが、後のアンタッチャブル、アベンジャーズ、インディジョーンズ、ワイルドバンチに多大な影響を与えている。
アクションシーンの素晴らしさに加えて、暴力教室、ミスターグッドバーを探してのリチャードブルックスらしく人間が描かれている。
最初は悪だった革命家が途中から逆転して依頼主が悪になる。
作戦遂行の過程が物凄く丁寧に描かれてるのが良い。馬を逃すとか馬を休めるとか熱中症で塩を舐めるとか
何といってもリーダーのリーマービンが素晴らしい!そして女好きのダイナマイトのプロ、バートランカスター!素晴らしい身体能力と人間臭さ。この二人が健さんと勝新みたいで魅力的。
悪役がジャックパランス!これも良い。更に妻役のクラウディアカルディナーレが美しくグラマー!60年代の大作のヒロインは殆ど彼女が演じてる。
当時では珍しく黒人のウディストロードがメインキャストにいるのも異色だ。アクション西部劇だが感情が描かれ、後の弾丸を噛めに繋がる。
こんなに馬を大事にして、後味が良くメインのキャラも死なない映画は珍しい。アクション映画のお手本の様な名作!