カルト的人気を誇るモキュメンタリーホラーのシリーズ最新作。
金に困った映像企画会社の工藤の元に、
心霊動画が寄せられ、
一攫千金を夢見た工藤が幽霊相手に無茶苦茶する映画。
今回は廃墟でナタで追ってくる「赤い女」の投稿映像が送られてきて、工藤が「赤い女捕獲作戦」を決行します。
「ビデオに映ってやがるし、ナタで襲ってくるってこたぁよ、物理攻撃が効くってこったろ?だったらこいつでぶちのめして、捕獲して大金持ちだぜ!」と大笑いしながら、金属バットを片手に廃墟に突入。
最高の導入でございます。
大体恐ろしい目に遭って、ADの市川の後ろに隠れます。
劇場内にはコワすぎファンしか居ないので、
妙な連帯感も手伝って、幸せな90分間を味わえます。
とはいえ工藤が時代の波に勝てず、
パワハラもセクハラも出来ない仕様になっているので、作品の推進力も大幅にパワーダウンしていました。
シリーズの中では、結構下の方かも。
工藤より強い霊能者が出てきちゃうと、やっぱり「工藤はムチャクチャやけど、やる時はやってくれる感」が薄れてしまいます。
内容的にも、ホラーはそこそこに、SF要素が強くなり過ぎて、全体としては「いつものメンバーに会えただけで幸せやけど、思ってたのとちょっと違う、、、」と感じてしまいました。
もちろん工藤のムチャクチャ加減を笑いに行ってるんやけど、怖がらせても欲しいんよね。今回は怖さが足りなかったです。