若大将オーウェン

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)の若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

3.5
音楽をモチーフにした劇ドラ最新作。今井監督は他の劇ドラでも冒頭の日常パートが素晴らしい記憶

本作も日常の中の音楽を連鎖させるところや電線の鳥で音符を連想させるなど細かい演出が良かった

ただ途中から細かいところも気になってくるし(スネ夫とジャイアンが猫ふんじゃったでボコられるくだりはなんだったんだ?)のび太努力家すぎじゃね?などキャラブレも気になる

敵勢力のネーミングの問題かもしれないが「ノイズ」を排除してファーレを復活させるのはどうなのか

あれだと音楽が上手い人だけに資格があるみたいになってないか(実際達人を集めるという設定もあるし、しずかちゃんのバイオリンは触れられすらしない)

前作の新恐竜でも飛べ!と適応するために努力がかなり持ち上げられていたけど

…とならないようになのか最後にある展開があるのだが、だったらそこをもっとストーリーでも突き詰めて欲しかった

例えばあの星の人たちはノイズを排除して技術中心で考えすぎてて音を楽しむってことを忘れてたとか

本作はのび太も努力家にしてしまってるが、のび太だけは下手でも音楽を楽しんでるとかの方向性でスカウトされるとか突破するとかが良いと思った

でも最後の盛り上がりは良かったし、チャペックは可愛かったし、まぁまぁの作品でした