ふみの

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のふみののネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

通常上映とDolby Atmosで2回鑑賞。
「みんなで演奏するって楽しいね」というセリフこそがこの映画が伝えたいメッセージだと感じました。
音楽というテーマをど真ん中に据えた作品で、楽器の演奏シーンも多め。
それゆえに物語のテンポが遅く感じる部分もありますが、逆に言えば丁寧で、楽器に関する詳しい知識のない私でもそれぞれの楽器の音が聞き分けられるように作られています。
物語としては伏線多めですが、結構わかりやすいです。ツッコミどころも多めで、結局縦笛そんなに活躍してなくね?とか妹の設定いる?とか歌劇的な喋り方するキャラクター必要だったのか?とかありましたが、私が素晴らしいと感じたシーンが2箇所あって、一つ目はオープニング映像。四万年前の白鳥から始まって音楽の歴史を描いた素晴らしいもので、2回目の鑑賞時も鳥肌が立ちました。
もう一つはやはりタイトル回収の「地球交響楽」演奏シーン。これに関しては語る必要なし。初見時泣きそうになって危なかったです。
逆にいうと、いつもの5人の友情シーンとか、のび太とドラえもんの絆とか、のびしずの尊いシーンとかそういうのはほとんど無いです。
初見の後でDolby Atmosで見た方がいいと思ったので、2回目は遠いけど六本木まで行きました。上映館多いとありがたかったですが、行くだけの価値ありました。最初から行けば良かったです。来年も楽しみにしています。