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Fair Play/フェアプレーのkaaanafilmのネタバレレビュー・内容・結末

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

誰もが感じたことがあるであろう感情をすごくうまく描いている映画。
自分だったらどうするだろうと何度も考えさせられる感情リアリティのある映画だった。

ルークは自分の非を認めない、常に上に立ちたい、自分はできる優秀な人と思っているプライドの高い男性。これはどんな男性もそうだと思う。
エミリーは自分の努力や才能を周囲に見出してもらってパワーを持つタイプの女性。実は向上心が強い。

エミリーの昇進をきっかけに、2人の関係が崩れていった。それはなぜだったのか。

1番はルークの嫉妬心。その事実を素直に受け入れることができなかったから。自分のほうが実力が下であるということを素直に認め、相手の力になれていたらきっと2人の関係は崩れなかった。

ではエミリーはどうすべきだったのか?
認められると頑張ってしまい、周囲からの見え方を見失っていった。大切な婚約者の気持ちもわからなくなってしまっていた。ルークの性格をふまえ気持ちをくんで話していればよかった?周りからの見え方を客観的に見て行動を選んでいれば関係は悪くなっていなかったのかも?
でもエミリーもルークのことを下に見てしまうようになっていったから、もうこの関係は元通りにはならなかったのかもしれない。

最後にエミリーがルークに謝ってほしいという気持ちわかる!
結局、自分の非を認めて進んでほしかったし、自分も前に進みたかったんだろう。

最後の言葉、潔くてかっこいい!
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