このレビューはネタバレを含みます
誰しも大なり小なりそうだけど、人間になることをずっと考えてる人間からすればあっこれ我々のための映画やん、てなる
家にたくさんある飲み物の空き容器、見えないところが実は全く片付いてない家……
面接時のディスコミュニケーション…!
打ち込むことがあるなんて羨ましいな、でもほどほどにしとけよ、なんて人間らしい言葉言っても失笑もの
シャベル持って橋を走るカット、あんなにバタバタ走ってるのに足音を小さめにしてるのが印象的だった
このカットは恐ろしくて、人1人殺しておきながらその事実を矮小化させる感じがある
生きたままならわかるんですけど〜、って全然わからん!!わからんわよ…なんなんです…
冒頭の田村?さんのチャイムに関するセリフをなんだか聞き逃してしまったため、あれが人を正気戻すのか正気から逸脱させるのかわからないが、最後の数分間の恐ろしい音は、自分を見失ったことが確定したことを理解した世界に流れてる音だと感じた(ああいうギュオオオン、みたいな効果音がつきそうな、顔を前方に出して覚悟を決めたようにノシノシと歩く朝、あるでしょう)
包丁を振り翳さなくたって、私が今朝土曜日なのに上司に送った陳情のDMも人間の営みから外れてたかもしれない つら
お料理教室前の道路の轍の跡?みたいなのがずっと気になってた…
電車の反射光が窓から差して断続的に人の影を壁に投影するのおっしゃれだなあ…
こう言う静寂が痛い映画見てると、普段の世界もこんなに静かだったっけ?と思う