本当は劇場公開される夏まで待つつもりだったんだ。けれど待てなかった。だって黒沢清監督のファンだから。そして後悔していない。傑作だったから。
これまでの黒沢清作品の中でも傑出している恐怖。無機質…
CUREの最後の握りは背中を目標としていたってことだから、文字通り。大人が暴力をふるってしまうとき、その直前の、みえない髄液が鼻の穴からでてくるような変温の仕方という話は古くから聞く体験談として想像…
>>続きを読む想像の8倍良かった。黒沢清はいつだって最恐
これまでの黒沢清の映画で突如として顕現する魔の空間
今作はそこだけを抽出したような黒沢清好きにはたまらない感じ
包丁の振り方をペットボトルでデモンスト…
他人という得体の知れない何かについて、45分。
ある作家がこの世には愛が溢れていて
だからこそ繋がりあえる他人は
素晴らしいと説いたとしても
黒沢清はこの世には不安、恐怖が溢れていて
だからこそ他人…
怖かったです。
内容は昔の黒沢清映画みたいな感じなのですが、幽霊は見えない(映らない)で警察の方がぽつんと立っている、人はポンっと刺さされてから死ぬまで時間がかかるししばらく動くというのが、昔の作品…
45分の中短編に1万4850円とはかなり高飛車な価格設定だと思ったが、たしかにそんじょそこらの映画10本分が束になっても敵わない傑作である。
ここ15年ほどメロドラマやSF不条理劇への挑戦(必ずし…
ライティングもショットも演出も集大成的というか短時間にやれることガンガン詰め込みました!って感じがとても良い。ストーリーは抽象的で不気味なんだけど、もうちょい踏み込んで欲しいとも思う。ファン目線で言…
>>続きを読む光や音で恐怖感を引き出すのはさすがだが、このフィクション感の無さはなんなんだ(感動)。職業柄、登場人物が精神疾患の患者にしか見えず、いつ身近な人が同じような経験をしてもおかしくないと思える。これだか…
>>続きを読む©2023 Roadstead