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あ、春の1のネタバレレビュー・内容・結末

あ、春(1998年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

出会ってしまうシーンが怖い、川の水が異様にきらめいていて、これは何かあるなと観客側にも予感させる。手持ちの撮影もそれを予感させるなと思う

そして、この映画における女性の在り方は従属的だなとも思った。この映画のみならずこの時代ならそれが当たり前なのかもしれないけれど、最初から斉藤由貴だけがビールを注いでいるところからずっと違和感があった。覗かれても追い出すだけで、最終的にはそこに居られることに自分たちではどうにも出来ず外部の力に頼る。自分たちでなんとかしなければいけないんじゃないか。でも、それも許されなかったのかもしれない。そう思うと、ラストの斉藤由貴のセリフが重く聞こえる。

最後の海洋散骨しているシーンが1番面白いし良い。若干白飛びしているのも、春って確かに景色がこんな風にぼやけて見えるよなと思った。あんな強風のなかでやるなんて骨が自分に返ってきちゃうよ
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