あ、春の作品情報・感想・評価・動画配信

「あ、春」に投稿された感想・評価

鶴瓶のニッポン放送「日曜日のそれ」を聴いてたところ、今撮影している映画の成島出監督と相米監督の助監督時代に会っていた事、坊主の声が良かったと言われた「あ、春」だったと言う話を聴いていて、WOWOWの録りだめDVDにあったなと思い観てみる。(最近このパターンが定着してますが・・・)98年のバブル崩壊前後の証券マンの家族と突然やってきた父との話である。98年製作ということで日本映画は、この企画で人を呼ぼうと思っていた松竹が凄いとこと、企画が通ったことで相米監督の名作が生まれたことは、偶然の産物だろう。確かに松竹は、破綻一歩手前の頃で奥山融社長と奥山和由専務が取締役会で解任され、松竹から追放となり、鎌倉シネマワールドを閉鎖とフリーブッキングへ変更とまさに瀕死の状態。松竹の状況を反映するかのような話だが、相米版「東京物語」ではないかと思いました。鶴瓶とは、気があったのだろう、何かにつけて出演させている。この間のフィルムセンターで相米監督のしごきが嫌だと語った斉藤由貴も実質主演みたいな感じで好演している。父の闖入で人生いろいろあるな、でも人生は続くというのを得意の長廻しで表現する。最近こういった日本映画にお目にかからないのは残念ですね。
しを

しをの感想・評価

4.6
三世代となるとどうしても葬式or死がつきものになるしこれもやっぱりそうなんだけど、画面構成がいちいち格好いいし、「綺麗」にまとめないから見てられる。(vs是枝)そんでこれのすごいところは死や葬式で終わらせるところを生にもってくところ。あはは死んだわ〜あのひとこうだったよねって明るく話せるのいいなあなにより医者の塚本晋也薬盛ってそうでよかったなあ。ナームナームナーム🐣♡
それほど相米を観たことがないからなんとも言えない。でも、話としては小説があるということでちょっとほのぼのしていて相米っぽくない。『セーラー服~』『台風~』が僕の中で非常に大きな作品だからそれに比べると家族映画観が全体を覆う。
でも、演出というか、俳優さんたちがいい。佐藤浩一は正直うまくないから、かえってよく映る。何もかもできそうで、なんにもの出来ないエリートコース、逆たま。その父としてやってくる山崎努。流石という他ない。そして富士純子。
キャメラワーク、長回し主体という相米らしさがこのファミリー映画でも違和感ないし、ちょっと傾きかけた家族の情景がとても美しく、生きたものとして感じられる。
『台風クラブ』のほうが好きだけど、やっぱり素敵な映画でした。
相米慎二のユーモアセンス好きだなぁ。
人間のいいとこ悪いとこが詰まっていて愛らしい作品。
なんか色々あっても・・・そうそう、人間って割となんか大丈夫。

途中からちょっと父ちゃん可哀想・・・
でも紛れもなく一番可哀想なのはヒロシ。


主人公ヒロシ。義父の葬式終わったと思ったら死んだと聞かされてた実父が現れ、はじめは迷惑がる妻や義母もなんだかんだ情が移ってくる。
なんかヒロシサイドの家族にはロクな人間がいない、、母親も兄弟もその妻も。。。実父も。

でもそんな人間たちと過ごした日々、楽しいこともあった。
それだけでちょっと優しくできたりする。
「あんな人の事でも気になるのよね・・・」
人間ってそんなもんだよなぁ。
女たちの散骨シーンめっちゃ良い。

そしてヒヨコかわいい。
s

sの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ひよこのシーン 全てを覆すくらいにとてもとても良かった。
立派に暮らす主人公たちよりホームレスの人々の方がずっと楽しそうなのが印象的
とても濃厚だった
生と死 同期 お経 屋上 うた
ニワトリ飼いのヒロシさんは家族と暮らしていたが、ある日父親を名乗る怪しいヒヨコ飼いが現れ家に居着いてしまう。

散骨のときに嫁さんにメディカルドラッグ与えたら骨粉で爆笑して船上大暴れしそう
妻(斉藤)の実家で平穏に暮らす家庭に夫(佐藤)の父親(山崎)が突然現れ図々しく居座る。母(富司)からは離婚した後死んだと聞かされていたのでホントに父親なのかも怪しい人間が同居を始めて戸惑う家族たち。酒に溺れ愛人を作って出て行ったが愛人宅からも愛想を尽かされたのが実情のようだと判る。勤め先の証券会社もリーマンの影響で倒産し安穏な生活が狂い出す様子をうららかな庭先の様子(梅木や鶏小屋)と対比しながら描いていく。ダメ人間のオヤジが最後に残した無言のメッセージ(ネタバレだから言わない)が温かい。
富司純子と藤村志保のツーショットがこんなにもありがたい。終わって始まる。終わったから始まるのが春。
isseinode

isseinodeの感想・評価

4.0
社会の生死と命の生死。

生活には色んな生と死が常に密接にあるってことをヒヨコが分かりやすくしてた。屋上の長回しは名シーン。鏡越しの所も良かった。斉藤由貴が美しい。
母親に死んだと聞かされていた父親が、ある日ひょっこり現れる。実に不思議な映画。いわゆるホームドラマなんだけどシリアスに捉えればいいのか、それともコメディーとして見ればいいのか分からなくて集中できなかった。結局あの家族はこれからもやっていけるんだろうか・・・。
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