いきなり現れた自称父親役の笹一、佐藤浩市演じる息子(と言っても一児の父)とは正反対のひょうきんで自由な性格で、家族に波風を立てまくる。
でも最後は笹一が来たことで斉藤由貴(妻役)が強い女性へと成長…
めちゃくちゃ良い。面白い。
これが人情喜劇なんですね。
『東京物語』で壊れ始め、『家族ゲーム』で完全に更地になった日本の家族システムは、この作品で再生に向かって胎動する。
現代を悲観し過去を憂うよう…
山崎努が子供とチンチロして「お前ションベンばっかりだな」って呟くの笑う。あと、その子供が佐藤浩一と斉藤由貴の後方で壁に激突するのだが、子供が泣くわけでもなく親が心配するわけでもなく何事もなかったかの…
>>続きを読む過去作と比べてものすごく落ち着いてるな。
家族映画というと小津って感じがするけど、内容は正反対。
典型的な古臭い男と女しか出てこない。
佐藤浩市がマイルドな雰囲気を醸し出してるからあまり目立たないけ…
最後の抒情派、相米慎二ウィーク⑤(final)
最後は相米後期の作品を。珍しく家庭のコメディ。このころの相米は(「風花」もそうだけど)とがっていることがなく妙に落ち着く出来。まあどの監督も年を取る…
相米監督作品の中で、かなりシンプルで家族愛をメインとした作品。ザ・松竹映画、小津映画見てる感じもするほど。
今作あまり冒険しない相米監督の演出だが、やはり最後はホットします。
後、斉藤由貴はとん…
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