熱心なプロレスファンではなく、かつてプロレスブームの頃にプロレスを見ていた小学生だった私が観た感想。
たぶんこの作品が主なターゲットにしていたのは、私のような層じゃないかなあという構成。今もプロレスが好きな熱心なプロレスファンには少し物足りなく、日本の歴史と重ねて見る人にももう少し掘り下げてほしいけど、猪木氏の足跡とその碑として見ると綺麗に纏められていると思った。
面白おかしく取り上げられる事も多い人物だったけど、ただ強いだけではああはなれないなというプロデュース能力もある稀有な人物だったと私は思う。だからこそ、これは猪木氏が好きで猪木氏をリスペクトする人達による作品なので、少し綺麗すぎる気がする。恐らくだけど、そんな綺麗事ばかりではやっていけない面があったろうに、と。この作品を観た他の人はどう思うんだろう？
