映画『ナポレオン』
面白い！
監督は巨匠リドリー・スコット。
ナポレオン・ボナパルトを演じるのはホアキン・フェニックス。
ナポレオンって、皇帝として知られているけど、どこかゲバラなどともダブる革命家。24歳で将軍、35歳で皇帝にまでのし上がった男の「人間」としての顔が描かれている。
《ナポレオンの主な戦歴・38勝》
エジプト遠征
アウステルリッツの戦い
トラファルガーの海戦
プロイセン攻略
スペイン独立戦争
ロシア遠征
ライプツィヒの戦い
ワーテルローの戦い
って、戦争ばっかやってた人。
トルストイ『戦争と平和』はロシア遠征をロシア側から描いたものだ。11カメ同時に回した戦闘シーンは迫力いっぱい！『首』もこれくらいやってほしかったな。
身長168センチ。「ショートスリーパー」だったけど、昼寝していた。早飯喰い。保存食を作らせたのが缶詰の元祖。51歳で死去。死因はヒ素による暗殺説とか胃がんとか。匂いフェチ。
よくこの手の映画が描くのは、カッコいい人物像。この映画はそうじゃない。あまり寝ない人という定説があるが、要人と話している時、攻撃待ちの時、しょっちゅう寝ている。
冒頭で鼻息が荒いシーンがあるが、睡眠障害だったのではないか。
「英雄色を好む」、いろんな女と浮気をした事を告白する。負けずに妻も浮気する。予告にもある妻ジョゼフィーヌがスカートをたくし上げて誘惑するシーンも笑ってしまった。妻への熱い手紙を公開されたり、現代のセレブのようにタブロイド的な点で世間を楽しませた人でもある。などがわかる映画。
ラストのシーン、あれはどっち？
