徹頭徹尾、男性性、男根主義というより男根そのものの映画である。
放たれる砲弾はそのものだし、散り散りに目標に向かっていく兵士たちは精子である。
ナポレオンが終始被っている帽子も男根。そして最後萎びて終わる。
それが大迫力の戦争シーンを勇ましくなく、むしろ悲壮感を感じさせる。権力闘争や領土侵犯もしょうもないマウンティングでしかないということをこれでもかと見せつける2時間半。前後半で分けなかったのは絶頂で終わらせたくなかったからでしょうね
男のマッチョのイメージだが実際は…という意味で「エルビス」にとても近い。そういや、二人とも奥さんに浮気されてるんですね