あまり良い評判を聞かないなと思って身構えていたら、無用な心配でした。
まず19世紀フランスの衣装がめちゃくちゃ格好良い。建築も小物も味出てる。
ナポレオンが割と悪役にしか見えないというのはあるけど、ホアキンの演技も相まって感情の高揚は凄いものがある。
ジョゼフィーヌもとっても魅力的に描かれているし、ナポレオンが執着するのもわかってしまうほどの正に魔性の女。
心の中ではバリーリンドンとの比較もせずにはいられなかった。ロウソクだけの照明や没落のストーリー、歩兵戦などはとても素晴らしい表現でやはり胸が高鳴るものがある。