このレビューはネタバレを含みます
観た直後からモヤモヤしてしまい、やはり結末に納得できないんだなと思いました。壮絶人生に翻弄された女性の生き方を消費「させられた」ような気分。長谷川くんとの思い出程度で彼女は救われないでしょう。
どこかに「不幸な女性ってそそるよね」という男性視点が滲んでいるようです。彼女に関わる男性たちも自分が救い主になりたいだけで、どうなれば彼女が救われるのかは考えていないように見えました。
ノワールものはあっていいと思いますが、それなら爽快感がないと。作り手が観客へのお土産にしたかったのはどういう感情なんだろう?