このレビューはネタバレを含みます
前評判を聞いて鑑賞。
杉咲花の演技もよく、全体的に脚本もおもしろいと思う。
生まれ育ちの環境で普通に生きていくことが出来なかった市子に対し、思うこといろいろあり、幸せになってほしいというよりも、どこかモヤモヤしていまう。
どこか観てよかったと思えないところもある。
今年上映された「ある男」「アンダーカレント」のような、この人ホントは誰なんですか?の映画はいまの流行りなのか。どちらもいい映画だった。
でも「市子」はどこか引っかかる。
それは市子が月子を殺す場面だ。
映画の脚本、演出とはいえ、許せないところがある。生きたかったのは月子も同じだ。月子の声が聞けなかったことが心残りだ。