凄い。
本当にこの日本に市子がいるんじゃないかと思わせる脚本力と主演の杉咲花さんの圧倒的演技。
様々な人の証言を経て、明かされていく市子という存在。
そうならざるおえなかった経緯と、市子の感情の変化が紐解かれ、それらが分かって初めて市子がプロポーズされた時に涙を流していた意味を知り、感動する。
周囲の人たち、特に中田青渚さんのさりげない演技、そして出番は多くないものの存在感ある演技をした中村ゆりさんの凄さ。
でも何といっても杉咲花さんの圧巻の演技。
市子という掴めそうで掴みきれない存在を絶妙な関西弁と多彩な表情で魅せてくれる。
今年の主演女優賞なのでは。
「すべては、生き抜くために｡」
