このレビューはネタバレを含みます
凄く余韻のある映画だった。生い立ちや社会問題的な重さのある内容なので、今回みたいな不明瞭でモヤモヤとする終わりで良かったと思う。
一番引き込まれたのは市子の表情で、プロポーズのシーンでもどこか陰を感じさせるところも、目に光のない無表情も良かった。杉咲花さん、凄く良かった。
ストーリー展開としては、年齢から遡って考えると「あれ？年あってる？」と程よく違和感を感じられるような流れがあり、個人的には好き。
少し引っかかったのは北くんのキャラで、いくら好きな女の子の為とはいえ殺人の罪を共有して死体遺棄を手伝うとは。ちょっと納得感がなかった。もう少し、北くんエピソードが欲しかったな～
この映画をみんなどう捉えるんだろう？ある意味では少し救いのある展開とも言えるし、落ちるところまで落ちてしまったとも...
