市子の1のネタバレレビュー・内容・結末

杉咲花さん、ほんとにすごい。こんなバックボーンなら仕方ない、とは思えはしない、同情しきれないくらいのことをやっちゃってるのに、どうしたって魅力的。この女の子が何やってても会いたいっていう人がいるのもなんかわかるし、この女の子の為に死ねる人がいるのもなんかわかる。これだけ社会の闇の風呂敷を広げておいて、救いとか愛の美しさとかそんな着地点じゃない、市子が鼻歌を歌いながら何も持たずに歩くエンド、あまりにも辛すぎる。まるでこの世界じゃないか。久しぶりにザ・邦画の湿度を浴びてしまい、まだ頭の奥がツンとしている。