このレビューはネタバレを含みます
プロポーズを受けた翌日、失踪した市子。彼女を探していくなかで市子の生い立ち、重ねてきた罪を、紐解いていく。うまい魅せ方だな、でも前半余計なエピソードもあったように思え、その分後半をもう少し時間を使って欲しかった気もします。
小学生の頃、よくしてくれたお友達に買えるはずのないたまごっちをプレゼントする。いらないと帰っていく友達を理解できなかったシーン。私はここに市子の抱えた闇を見た気がします。
自分が負った宿命を乗り越えることが全てで、助けてくれた人も愛してくれた人も忘れてしかるべき存在。
いつか、その心が折れるのを期待して見続けた気がします。
ラストシーン、市子はどこに向かったのでしょう。新しい名前と生きて行くのか、それとも…。