このレビューはネタバレを含みます
ただ市子でいたいだけだったのになぁ
大人になるまでに市子のような環境で育ってたら、周りの大人を巻き込んで助けてとか言えないし行動もできず、ただただ最悪な時が過ぎるのを待つだけになってしまうだろうな
摂取されることに慣れすぎて
希望を持てないことに慣れすぎてしまう
長谷川くんと出会えたことが市子の中で初めて芽生えた愛であり、安心だったんだろうな
(辛い、、)
悪魔やって言われるシーンが何度か出てきたけど
悪魔っていうか、男の人の庇護欲を掻き立てるような存在であっただけだよね
寂しそうとか、何とかしてあげなくちゃとか、かと思えば別に大丈夫、ほっといて〜みたいな。言うなら小悪魔みたいな
最後他の名前貰う時は悪魔的に映るんだけど、それしか手段がなくて、半ばどうにでもなれともどうでもいいとも思っている虚無の状態なんだよね
行政〜福祉〜と叫びたくなる内容だった(笑)
助けを求めることさえもできなかったんだ