あんときの井上

彼方のうたのあんときの井上のネタバレレビュー・内容・結末

彼方のうた(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

「自分の人生の1コマを映画に」

自分の音を、相手の声を、自然の音色を、彼方のうたを聴かない一見さんお断り映画。

杉田協士監督作品を今回初めて見たけど、初見殺しで意味わからなすぎて2回見ましたw

見た人に委ねる映画にしても委ねすぎじゃね?とは思ったんだけど、これが杉田協士監督らしさなんですね?だったら......

3人はある日、駅のホームで人身事故を近くで目撃した。それが現在もトラウマになっていた。加えて春は母の死も相まってメンタルに不調をきたす様な矢先に、同様な面持ちの雪子を見つけ声をかけた。春は自分を心配するように、雪子を、そして剛を心配していた。最後、駅へ向かう春の身を案じた雪子は春を抱きしめた。それはまさにあの時、春が母にしてあげたかった事だった......

春や剛の娘?が映画を撮ってるところを撮っているのは、内容よりどういう人かを見てくれ!という意味に感じました。言い換えれば、本作はストーリーよりも人物に重きを置いていることの暗示ではないでしょうか?暗示ではないでしょう......

雪子「美味しいお店?」春「あ、それどこです?」この変な会話はまさに春が雪子の心の声を聴いた証左ではないでしょうか?またオムレツのやりとりも同様で、雪子が作ってたにも関わらず春が作って出したのは、春の思いやりではないでしょうか?思いやりでもなく証左でもなく忖度でしょう......

ところで、アキナの1人が出演してなかった?勘違いでしょう......!
あんときの井上

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