高校生の主人公が、嫌われ者の教師と料理長の女性と、冬季休暇を共に過ごすことになる話。
展開自体はそこまで斬新ではなく、わかりやすく「良い話」なんだけど、私はそんなわかりやすい話が好きなのでこの作品も楽しめました。80〜00年代のヒューマンドラマものが好きな人はハマると思う！ドキドキハラハラ系が好きな人は退屈かもしれん。
両親からの愛情を受け取れずにいた青年と、生徒に疎まれ親しい友人がいない教師と、夫と息子を亡くし寂しい気持ちを押し殺す女性。お互いの欠けてる部分を埋め合うように時間を過ごす3人を見てると心が温かくなった。
それぞれ過去があって、胸を痛めた日があって、そこからどうにか立ち上がって、何でもないふりしてることだってあるんだよな。その傷を共有できる相手がいるってありがたい事だね。
Holdover: a person or thing surviving from an earlier time, especially someone surviving in office.
とのことで、これは単純に冬季休暇に学校に残ったってだけじゃない意味合いも含まれてそう。上手く言葉にできないけど。
