ShinichiAndo

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディのShinichiAndoのレビュー・感想・評価

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人生に傷つき、行き場のない孤独を抱え、社会や時代から取り残されたかのように生きる人々=“The holdovers”の物語は、50年以上も“過去”の話のに、様々な“現代”の問題が浮かび上がってくる。人生は鳥小屋のハシゴのように、クソまみれで短いからこそ、誰かのために生きてみたい。

自分は同監督の「ファミリーツリー」のエンディングシーンが大好きなんですが、本作では4人が正月にキッチンで爆竹を鳴らすシーンがとても良かったです。劇中でのテレビの使い方が面白いのもアレクサンダー・ペイン作品ならではの魅力のひとつ。
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