滅茶苦茶刺さった。大好きかも。
クリスマスに家族の元へ帰れない、全寮制の学校に通うタリーには複雑な家庭環境や思春期なりの気難しい心があって、そんなタリーと堅物で嫌われ者の教師ポールが"仕方なく"クリスマスを共に過ごすことで少しずつ距離が近づいていく姿はジワジワと温かなものが見えてくる。
また、そこに料理長のメアリーが加わることで、より外から見たらわからない関係性の3人が出来上がり、より群像劇を引き立ててくれる。
アメリカはクリスマスを恋人ではなく家族と過ごす事が当たり前で、この温かさや家族と過ごせない寂しさはまさに本場だからこそのもの。
車のボンネットでデザート作るシーンが個人的に頂点。あの瞬間の3人の楽しそうな感じともっとも距離が縮まったような空気感が好き。
ラストの展開はなんとなく読めたけど、本当にステキだった。
ホームアローンも良いけど、クリスマスには是非、地上波で流して欲しい作品だ。
でもPG12なのかそうか…
クリスマス×群像劇はやっぱり突き刺さる。