宇多丸氏のお気に入り作品という事で気になって鑑賞。
スカッとするよりはじんわり沁みてくる作品。
登場人物のそれぞれの人生を垣間見た印象。
皆それぞれ辛いバックボーンがありながらもクリスマスシーズンに学校に取り残されてる間に反目し合ってた人物のお互いの距離が少しずつ縮んでいくのを丁寧に描く。
シナリオと演技で非常にリアルに感じられた。
冒頭の映画会社のロゴから70年代フィルムライクなノイズを入れつつも本編の映像はデジタル感あるハッキリした映像。
見た目は派手では無いのでパッとしないがそういうスタイルの作品でも無いのでそこはあまり気にならない。
クスッと笑えるポイントや人生訓が所々にあるので何年か後に見直したくなる様な作品。