シベリアから復員した三船。かつての会社は乗っ取られ、社長だった笠智衆は総務部長。怒った三船は、佐野、久慈らの協力を得て、株買い占めに動くが、問題は資金調達だ。つづく。

復員してきた三船がかつて働いていた会社が乗っ取られているのを知り、社長を助けようと会社に戻ってくる話。
かいがいしい堺左千夫がお気に入り。藤原鎌足は黒田節を踊る。飯田蝶子のおでん屋には行ってみたい。「女豹の地図」で歌うのを見てからごひいきの久慈あさみはできる女性の役柄ですてき。

「永遠の映画スター 三船敏郎」＠新文芸坐

　ごく個人的な好みの話として、久慈あさみがヒロインだったら嫌だなあと思っていたらどうやらヒロインらしく、ちょっとガッカリ。まあしかし、むしろメインヒロインは佐野周二というべきかもしれない。
　社長に返り咲いても何もしなさそう＆したくなさそうな笠智衆をなぜ三船たちが担ぎ上げようとするのかが得心しがたい。それこそが仁義にかなう道だと言われても納得ができない。