モカ

ぼくを葬る(おくる)のモカのレビュー・感想・評価

ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)
2.0
『焼け石に水』から続くオゾン作品は全て見たのだけど、残念なことに今作から微妙になってきた気がする。
静かに、でも確実に心情の変化を描いていくのが得意な監督だけに、この主人公にはいまいちのめりこめなかった。

姉に謎の敵対心を抱いている理由も、特に強い意志もなく治療を断る理由も、半端すぎて描き切れていない。
お父さんとの会話もサシャとの関係も、悪くなかったのに。
80分という時間も短すぎたのか、展開が早すぎる。長くしてでもちゃんとした作品を作ってほしかった。

あと、末期癌なのにそんなに活動できるの?実際の癌患者が見たらどう思うんだろう…
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