Andrew

ぼくを葬る(おくる)のAndrewのレビュー・感想・評価

ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)
3.1
この映画を観て寝たら、
ゲイが3Pか4Pをしてる夢を見てしまった...。
しかも暴力的で、違う映画でそんなシーン見たような気がするなあ。

主人公に監督が自分を投影しているのだとすると、オゾンは自分は孤独だと言いたいのだろうか。
家族も、恋人も、秘密を打ち明けるほどの絆はない。

自分はどうだと考えてみた。
まず祖母には会わないだろう。
家族にも言わないと思う。
おそらく遠方の恋人のところに転がり込むだろう。
たぶん、人は死ぬとわかったら、今いる場所から、少し離れたところにいる人に会いたくなるのではないかと思う。

この映画では、主人公の望んだタイミングで死が訪れるけど、現実そんなに合わないだろうなーと思う。
よしここで死のう!と思って、そこで静かに死ねる、って、とても幸運なことだ。
そういう意味で、とても理想的でファンタジックなラストだった。
Andrew

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