Kei

悪は存在しないのKeiのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
3.9


めちゃめちゃフランス映画のような日本映画でした。

まさに賞レース向けに作ったなって感じがあります。日々の日常の中に迫るなにか、物語は起承転結が一応ありますが、感情の浮き沈みはそんなにありません。

音楽とカメラワークで語る映画ですが、フランス映画はもちろんフランス語なので、字幕になりますが、フランス映画が母国語のように見れたらどう観えるのか疑似体験できます。

最初開始5分で寝るかも、、、って思いましたが話が進むにつれてどんどん面白くなっていきます。静かなるシュールさが面白いので、これを退屈と感じるか、コメディと思うかは真っ二つかと思います。

私は幸い、リテラシーが高いお客さんだったのか、しっかりシュールな笑いとして笑いが起きていたので大変楽しめました。

ラストに関してはあぁーフランス映画っぽいって感じです。かしかに映像はカッコいいですし、決まってますが、狙いすぎ感はあります。

ただ、日本らしさの舞台、演技、設定は素晴らしく総合的には、新作が少ない今迷っているならぜひ見てほしいです!
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