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悪は存在しないのSGRのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.0
あまり消化できてないけど、会社からの命令でやりたくない仕事をさせられる芸能事務所の人たちみたいな立ち位置の人が現実には1番多いよね…。『マウリポリの20日間』を観た時も思ったけど、大抵の人は悪ではないのに、なぜ一部の「上」に居る心無い人の命令を聞いて「下」の人間が汚れた水に触れなければいけないんだろう…と虚しい気持ちになっていた。誰もが自分の信念に従って上の言うこと聞かなくて済むならもっと良い社会にならないのかね。(そういう自分は社会人になってから会社で度々問題視されました…)

個人的に棒読み演技メソッドは苦手なんだけど、巧さんは段々こういう人居るかもと思えてきた。でも巧さんは村の人間のくせにタバコポイ捨てするところが1番許せない。

巧さんの青いフリース、花ちゃんとブルーのジャンパーとイエローの手袋、グランピング会社の人のオレンジのアウターなど、自然の中に差し込まれる人工的な衣装の色が好きだった。

あとドライブ中にマッチングアプリの通知来てからの黛さんとの会話が好きでした。
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