【生活】
観ていてヒシヒシと思い浮かんできたのはその言葉に尽きますかね…。
当たり前ですけど田舎に暮らす人々にも都会に暮らす人々にも【生活】があり、そして野生で暮らす人間以外の動物たちにも【生活】がある中で単純に自分や家族の【生活】を良くしようだったり守ろうとする事が他の誰かの【生活】に何らかの影響を与えてしまい“ボタンの掛け違い”かの如く微妙なズレが引き起こしてしまう悲劇に…確かに『悪は存在しない』のかもなぁ…とか。
しかしそれを言ってしまえば【戦争】だって元を辿れば『悪は存在しない』事にも…そもそも“悪”って何やねん…ってな思いが頭の中をグルグルしていると途端に荘厳な自然美を映し出す流麗な映像が“石橋 英子”さんと“ジム・オルーク？”の奏でる美しい旋律と共に眼前に拡がり、とても現実的な話ながらもどこか寓話的にも感じ取れてしまう不思議な魅力に溢れた映画でしたねぇ～。
そして見事なまでの土着感の滲み出た撮影と演出に俳優陣の演技が素晴らしかったですYo♪
特に主演の男優さんの本当に地元民かと思わせる素人丸出しかのセリフの棒読みによる拙い演技なんて！軽く震えてしまいましたね。
こんな演技を狙って出来るなんて本当に役者さんてスゴいなぁ～♪と改めて思わずにいられ…えっ？元々現場のスタッフとして参加していた方で特に役者と言う訳では…
だと思ったYo。
