その狂暴なまでに純真無垢な眼差しに大人は目を背けるばかり…と言った所でしょうか。
そんな中でも養護施設をタライ回しにされてしまう子供達の別称でもある『システム・クラッシャー』の誰もが手を焼く問題児の一人の少女と「俺に任せろ！」と言わんばかりの自信を漲らせ真摯に向き合おうとする“通学付添人”の男性の声にならない悲痛な叫びには心を打たれてしまいましたYo。「まぁ…そ～なりますよね(泣)」てな具合に。
そしてそんな少女の母親の観る者を唖然とさせる行動に憤りさえ感じてしまうものの、それは単純に自分が蚊帳の外の傍聴者であるだけであって、いくら親の責任とは言ってもこればっかりは当事者にしか分からない感情なり思い至るモノもあるだろうし一概に無責任と断定する事も何か無責任の様にも感じられてしまうと言うか…難しい問題ではありますよね…。
だって！もし！俺が奇跡的に結婚デキたとして産まれてくる娘ちゃんがこんなエキセントリック極まりない女の子だったらと思うと…
？「ムッキぃぃーー!!」
俺「もっモンちゃん!?(娘の名前)」
娘「モンちゃんはパパと暮らすのぉー!!」
俺「パパだってモンちゃんと暮らしたいさ！でもねモンちゃん…実はパパ……フリーターなんだ…」
娘「ふっ…フリ～タ～？」
俺「そうフリーター。」
娘「酒屋さんじゃ…ないの？」
俺「酒屋さんだよ。都内某酒店のアルバイトさ♪未だに時給“1100円”の！(泣)」
娘「…あっ…アルバイ…ト？」
俺「そうだよ。45歳にしてね。フリーターである事を隠し続けて何とかお母さんと結ばれたはいいものの、いつまで経ってもワリカンなのを怪訝に思われ胸ぐら掴まれて問いただされた結果フリーターであるのがバレてしまい…お母さんは別の男の元に行ってしまったんだよぉ…(泣)」
娘「アルバイトって…お金無いの？」
俺「だから！さっきから言ってんでしょうが！時給1100円だって！」
娘「…おっ…お金無いのイぃヤぁ～！モンちゃん施設で暮らすぅ～！(泣)」
俺「ってことで。施設の人…この子を宜しくお願いします。」
ダメだコリゃ。
