映画の舞台となった南アルプス・八ヶ岳エリアは毎月のように登山で訪れるところだから見慣れた景色が美しく切り取られていて嬉しかった。
濱口竜介監督らしいユニークな会話劇も絶妙。特に中央道を走らせる車の中での会話は車窓の風景も含めて楽しめた。たっぷり時間をかけてカメラを回してくれるところと、あからさますぎない自然なユーモアは本当に俺好み。
芸能事務所の2人が最初の説明会では印象最悪だったのに、視点が2人に切り替わってからはどんどん感情移入してしまった。それだけに最後の展開には絶句。手放しにオススメはできないけど観た人とは語り合いたい映画かな笑