このレビューはネタバレを含みます
具体的な部分に触れない感想まで含めてなんの予備知識も入れずに見たので、まさかこんなこととは思わず固まってしまい
おいちょっと待てよ、悪は存在しないってあんた‥‥‥‥結局、どういう意味だったんっすか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と思いながらクレジット見てたらそのクレジットもすぐ終わった
良い意味でちょっと歪な構成で、しかもどの場面も面白かった(やりとりが全部いい)
タイトルから想像されるような「それぞれに事情や言い分があって、一概に誰が悪とは言えないんだよね」みたいな単純でそれっぽい言葉にまとまる何かがありそうで、よく考えたら全然そんなことではない気もするし
タイムリミット付きの計画があって、それでも(速さとトレードオフの)慎重な対話を通して物事を進めなければならないはずだと人々が考えていた中で
最後のあの首を締め上げるという露骨すぎる対話の消失は、巧の行動としてはいろんな解釈ができるけど、いずれにせよ急激に始まって終わっていく出来事に対話なんて差し挟むべくもなかったということには変わりないんだと思う