なめろう君

悪は存在しないのなめろう君のネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

うーん最後は分からなくて純粋に消化不良…

長野の美しい映像美の反面、不協和音的な音楽と、巧をはじめ地域住民の醸し出すリアルだけど不穏な雰囲気によって、鑑賞中ずっと細い針でチクチクされるような感覚だった。

その住民や社内に対して悪戦苦闘しながら意義と活路を見出す高橋と黛に対し(自分も田舎に移住した人間として)感情移入し、物語も好転するのかと思った矢先に…


「悪は存在しない」というタイトルは
①環境の変化を恐れる地域住民の立場
②補助金や利益のために開発しようとする社長やコンサルの立場
③社長や地域住民に板挟みになりながらも活路を見出そうとする社員の立場
④人間の気持ちなど汲まない雄大な自然
のそれぞれに絶対的な善悪はなく、各々の感情の軋轢や擦れ違いによって生まれた群像劇程度のものでは無い、より深いものが込められているのだと思うが、それが分からない…

うーん悔しい😖💦
なめろう君

なめろう君