悪は存在しないのソニアのネタバレレビュー・内容・結末

日本が世界に誇る濱口監督の新作だが、なんと濱口監督の作品を見るのはこれが初。ということでまっさらな気持ちで観たわけだが、驚いた。

冒頭から超絶ロングカット、棒読み主人公、唐突のスリーパーホールド、知らない女の後ろ姿、探してたらいきなり明るくなる、、
鑑賞後は「は？終わり？」と呆気に取られてしまった。
そしてジワジワと、あれってこういうことだったんじゃないか？と想像が膨らんでいくのが面白く、なるほど評価も高いわけだと唸らされた。ゴダールを例に挙げている人もいたが、納得できる。

高橋は死んだのか？花は？これは夢？夢だとしたら誰の夢？
長野県の山中でのロケだったそうだが、これがまた自然の美しさと恐ろしさを絶妙に表していた。薪割りはしてみたい。