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悪は存在しないのlのネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

最後の巧の感情はなんだろう。あの瞬発的な激しい感情の理由は。娘が半矢の鹿に襲われそうになっていたこと。邂逅・接触しそうな雰囲気もあったこと。そこで高橋が声を上げたこと。グランピング施設によって鹿の通り道が遮られること。水や自然が破壊されること。なによりもバランスが大事であること。
何かがあの一瞬で傾いて、それこそすべてのバランスが崩れた故のラストだったんだろうな。

答えを探すようにパンフレットを読んだけど書いてあるはずなかった!

初めの壮大な音楽と森は、自然の恐ろしさを暗示していたのかもしれない。自然現象のなかに悪は存在しない。
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