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悪は存在しないのryofutaのネタバレレビュー・内容・結末

悪は存在しない(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

会話に圧倒的なリアルさがあった。はわさび、説明会、ドライブのシーンで、監督の凄さを見せつけられた。
上流の汚れは必ず下流に行く。高橋は社会的には下流にいる未婚のおそらく40代である。
諏訪の山の人々と出会い、ひとときの幸せを味わうが、彼は追いやられる鹿に対してどこかに行くだろうという、貧弱な想像力しか持たなかった。
悪は存在しない。そして、須らく下流にいるものは命すらも搾取されてゆく。残酷な現実をありありと描いていた。
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